phoque's word

鶴は千年、亀は万年、シーラカンスは二億年。

北京に行けなかった話

というわけで、金曜日に透析が終わった夜の10:30ころ、弟にクリニックまで迎えにきてもらって、そのまま羽田空港へ向かいました(荷物はスーツケースに入れて車に積んであった)。道路は空いていて、11時すこし過ぎには羽田空港国際線ターミナルに到着。お腹が空いていたので1階のローソンでおでんをちょっと買って食べて、靴を通勤靴からリーボックに履き替えて、それからチェックインカウンターに向かいました。

夜中とはいえ24時間の国際線ターミナルは人がたくさん。案内表示には2:40発の搭乗予定の北京行きはまだ表示されていなかったけれど、チェックインカウンターの前はすでに長蛇の列でした。(そして海南航空、意外と日本人客多い感じ)だいたい1時間半くらいまってやっと自分の順番が来た時、まず「帽子取ってくださいね」と言われたので直に帽子を脱いだわけです。ところが、そのあとずっとカウンターのお姉さん首を傾げたり、どこかへ電話していたりする。なんだろう、と思ったら、「申し訳ありませんお客様、こちらの航空券が苗字と名前が逆に登録されています」とのこと。「えーと、ではどうしたら?」と聞くと、「旅行会社で発見されたチケットに関してはこちらでは変更いたしかねますので、旅行会社のほうで変更していただいてください」。「申し訳ありませんが次の方のチェックインがありますので」と列から外れることを求められました。で、まあ仕方なく旅行会社へ連絡する(一応24時間対応窓口というのがあった)。すると、「申し訳ありません、今日の便ですよね?一応、うちの方で変更できるのは出発3日前までなんですよ。航空会社のカウンターの方でなんとかしてくれると思うんですが」とのお返事。そこでもう一度航空会社のカウンターの人に、旅行会社はこう言っている、というと「いえ旅行会社で発券されたチケットはうちの方では一切いじれない規定になってます」とけんもほろろ。で、携帯渡して旅行会社の人とカウンターの人に直接話をしてもらったところ、結果としては変わらず。

なんでこんなことになっちゃったんだろうか。

しかたなく、「じゃあ私これから帰るしかないんですね」というと、旅行会社の人は、(ミスを認めたのか私に同情したのかはわからないけど)「帰りの便が時間変更になっているので、それを理由に全額返金でキャンセルできますけど」とのこと。まあお金かえってこないよりは帰ってきた方がまだマシだよなあ、と思い、「じゃあそれでお願いします」と言ってチェックインカウンターから外れました。

さて、この時点ですでに1時半くらい。ずっと立ってたので喉が渇いた(そもそもその前々日くらいから喉がいたくて声がほぼ出ない状態だった。熱とか鼻水とかは全くなかったんだけど時々激しくせき込むような感じ)ので、また1階のローソンに戻って飲み物を買って、それから弟に電話して迎えにきてもらうことに。

弟もあまり体調がよろしくなかったので申し訳ないなと思いつつも、起きていたようですぐ電話にも出たし、しばらく待っているとそのうちに車が到着しました。(待っている間に羽田空港に来るタクシーを見ていたのだけど、後ろがスライドドアのタクシーの比率がすごく高かった。あんまり関係ないけど)

そして家に帰って寝たのだけど、気が抜けちゃったのかそのあと結構ひどい風邪の状態で、食欲もなく、というか最初は食べるのは食べられたんだけどそのあと吐き気がするような状態で、土曜日曜月曜(有給をとってあった)はほとんど(透析に行く時間を除いて)寝たきりですごしました。途中熱が37.5度を超えたりして、ほぼおかゆとゼリーしか口にできない状態。そんなわけで透析行ってもあまり体重が増えてなくて透析自体はいつもより楽だったのですが、ひどく咳き込んでまともに眠れない状態で結局のところ火曜日も仕事を休みました。

にしても、これもし北京行ってたら旅先でこの状態になってたかもしれないわけで、それを考えるとまあ行かなくて正解だったのかもしれない(と思うことにした)。

もうちょっと体調を整えて、年内にリベンジを考えています。