phoque's word

鶴は千年、亀は万年、シーラカンスは二億年。

フィギュアスケートのまた違うおはなし

浅田真央の6種8トリプルについて、「エッジエラーや回転不足をとられているのだから、成功とかいわないでほしい」的な意見が、特に自称フィギュア通の方からたくさん出てるわけで。

まああたしも、転びさえしなければ大きな失敗じゃないみたいな感じの解説を聞くと、ちょっとイヤンな感じはするんですけどね。

 

でも、だとしても、それでもなお、6種8トリプルは、挑戦したことだけでもすごいことであり、ダウングレードされなかったこと、は十分に評価に値するのではないだろうかと。

(実際問題現行ルール上で8トリプルは「挑戦するだけで難しい」んですよ。女子で誰がそれをできるか、は結構前から話題になっていた。予想では浅田真央よりさきに中野友加里がやるのではないかと言われたりしてましたけど)

 

何年か前のグランプリファイナルで安藤美姫がクアドを降りたとき、回転不足がつきましたけど、それでも、プロトコル上に4Sが載ったことは価値があることなのだと、その当時に読んだブログで書かれていましたっけ。

 

なので私もマネしてあえて言いますが、6種8トリプルはすごい記録です。もちろん回転不足もエッジエラーもなくそれをやる人がでたならば、その時はそれをほめたたえればいいと思いますが、現状他に挑戦する人もいないことを浅田選手がやった、ということの意義を、私は称賛したいと思いますです。