phoque's word

鶴は千年、亀は万年、シーラカンスは二億年。

b.hatena.ne.jpというわけでこれ↑についてブクマしたわけですが。

個人的には、そもそも道路って単なる通路じゃなくて、ある意味交流の場だと思うわけですよ。そこで立ち止まっておしゃべりしたり、露店があって食事したり、子供が道草したり遊んだりする場でもあった、と思ってます。ストリートミュージシャンとか大道芸とか、言葉の中に「street」「道」が入ってるしね。道って「広場」というか「多目的スペース」的な用途を本来的に持っているもの、だったのではないかと。

でね、そこから発せられる音が耐えられないという人がいるのはわかる。わかるけど、その場合に、周りに「うるさくするな」と要求するのではなく、自分がうるささを防ぐ方法を取るべきなのではないのか、と個人的には思うわけです。要するに、住居の防音。よく日本の住宅は断熱性が欠けているという指摘がされますけど、防音性のほうもかなりひどい有様だと思います。音に対する過敏さって個人差が大きい(ちなみに私は逆にある程度音がないと眠れないのでなにかしら音の出るものをつけっぱなしで寝ています)わけですから、余計にそこらへんについては、個人で防音対策をするべきなのではないかと。

まあ、子供の遊ぶ場のほうを防音にして、住居のほうはそんなに防音しない、という方法もアリっちゃアリだとは思います。多分だけど、今「道路族」なるものを取り上げている人たちはむしろそういう方向性なんだと思います。でもね、子供を防音のところに閉じ込めてさあここで遊べ、ってなんかそれ違わない?と思うのです。