phoque's word

鶴は千年、亀は万年、シーラカンスは二億年。

今話題の例のあの人の件。

こういうタイトルにしておくと、あとで読み返したときに誰のことだろうとか思うんだろうけど。

 

例のあの人について、私はこれまで主にツイッター上で、記録をきちんと取るとか資料を整理するとかいう能力にあそこまで欠けている人が、他人が再現に成功しない(つまりそれだけ条件がシビアでタイトだと考えられる)実験を本人だけが日常的に成功している、というのは考えにくい、と何度か書きました。

 

しかしながら、よく考えたら、家の中散らかり放題で自室は本がベッドの上にまで進出していて、必要なものをよく失くしたり行方不明にするような私が、意外と手先器用というか、細かい針目のキルティングやったりとか、編み図に難易度が上級者向けと表示のあるセーターを楽々編んだりとかできるので、もしかするとそこらへんの能力って全然脳の別のところを使っているのかもしれない。

 

まあ、であるとしても、日常的に200回以上も成功しているにもかかわらずその方法を他人が再現できる形に落とし込めないのであるとするならば(というか本人の言うことを信用すればそうならざるを得ないと思うのだけど)、それは職人であって研究者じゃないよなー、と。

(とここで、野口英世を連想してしまったのだけど、深入りすると野口英世の悪口を書きかねないのでほどほどにしておく)