phoque's word

鶴は千年、亀は万年、シーラカンスは二億年。

何回目かのタティングレースブーム

というわけで、編み物をしようと思っていたのだけど、なぜかタティングレースをやっています。時々自分の中で何がきっかけかわからないけどブームが来るのですが、今回はアマゾンを彷徨していたらレース糸のセット(激安であんまり質のよくないやつ)をなんとなく買ってしまったあたりからです。で、その糸は色はカラフルだけど質があんまりよくないので、大量にあるから練習とかに使うことにして、実際に編むのは毎度おなじみDMCの100番とかダルマの80番とかの細糸でちまちまとやっております。

でね、youtubeタティングレースの動画を見たんですよ。見たんですが、うーん、2人くらいを除いて、シャトルの持ち方がおかしい。あれは右手の人差し指と親指で挟んだシャトルが、左手の糸の上行ったり下行ったりする手が優雅だったりするわけじゃないですか。なのに、裏目のときにシャトルを持ち換えてお尻の方から左手の輪っかの間を落としたり、糸を引くときにシャトルを右手に握りこんでから糸を手繰り寄せたり、見ていてモタモタしている感じでイライラする。いや、初心者の「やってみた」動画ならばまだいいんですよ。だけど、それなりに名の通った手芸店の公式チャンネルっぽいところでもそんな感じで、でそれに対して「とてもよくわかりました」みたいなコメントがついてて、うーん違うんだよSayaco kさんのとか見てよ。右手はもっとすっすっって動くんだよ、と心の中で毒づいたりしています。

あとね、タティングレースって「流派」みたいなのがあるんですよ。左手の糸の掛け方でも、人差し指で押さえて中指で糸を張る流派と、中指で押さえて人差し指で糸を張る流派がある(本ではたいてい「やりやすいほうで」と書いてある)のだけど、なぜか動画出してる人は「これが正しい持ち方」と違う流派は正しくないみたいに言ってるしね。それと、用語も「ピコ」だったり「ピコット」だったりするし。多分フランス語だとピコで英語読みするとピコットになるとかなんだろうなあと思いますが、これ用語統一できなかったのかしらね。(ちなみに私は「中指で糸を張る派」「ピコ派」です)

実は前回のブームから今回のブームまでの間に、ピコゲージとかタティング用レース針とか、あとダルマの80番の白と水色の糸とかシャトル2個くらい、一式ジップロックに入れていたものをそっくりなくしています(被害総額2000円くらい)。なんでも一式ジップロックに入れてバッグに放り込んで出先とか電車の中とかで編めるようにしていたのですが(ちなみにこれは編み物でもよくやる)、たぶんどこかのバッグから出した時に変なところへしまい込んだりしたんだろうなあ…。仕方ないので糸以外のものは買いなおしました(こういうことをするからお金がかかる)。糸は、まだあるものもあるので(でもあの水色ほとんど使ってないんだよなあもったいない)。

そしてさっき、洋書のケルティックタティングの本とか買ってしまいました。金遣いが荒いような気がしないでもない。